2020/04/16 17:00

こんにちは、自費出版専門書房のクラフト舎です。


新型コロナウイルスの感染が拡がり事態は逼迫してきています。いよいよ「緊急事態宣言」を全国に拡大する方針が固まったようですね。今後は諮問委員会での意見により決議されるものと思われます。

リモートワークができない業種の方も多いですが(実は私もです)、リモートワークにより浮いた通勤時間は、自分のための時間と思って過ごすのも前向きな考え方ではないでしょうか。

読書(小説でも詩歌でもジャンルが何であれ。ちなみに漫画だって「書」だと私は思っています)は時間の隙間を埋めるアイテムのひとつでもあります。もっとも、隙間の方が多くなりがちでもありますが…。
Amazon、Yahoo!、楽天…いろいろな本がネットで取り寄せできますが、ただ「自費出版」の書籍だけは思うように手に入りません。全国の出版社・印刷会社で発行されている自費出版の中には、読む価値のある本が沢山あります。

本離れが問題となっている現代は「売れる本」でないと出版社もなかなか手を出さないといわれています。
これには事情がありまして、初版は印刷するための「組版」の料金が含まれるため、実入りは少ないのですが「重版出来」となると、組版の料金は不要なまま本の値段はそのままなので利益が増えるのです。それだからこそ「重版出来」のできそうな作品・著者にターゲットを絞っているのです。
売れる本が良書とは限りません。作家のネームバリューだけが独り歩きしているようなものもあります。

自費出版書籍はよほどの「宣伝費」を著者から別途で貰わない限り、特別な宣伝はしません。無名の著者の作品の内容がどれほど優れていても、陽の目を見ることは極まれともいえます。けれど著名な作家が、自分の作品を書き上げるための資料として自費出版本を利用するということも多々あります。

「山椒は小粒でもぴりりと辛い」そんな立ち位置の自費出版書籍を読んでみてはいかがでしょうか。
そして「読んでいるだけじゃ、もったいない」と気づいた方は、自分しか創れない本の出版を目指して執筆を始めても楽しいかも知れません。

と、前向きな考え方をお薦めする一方「もしかしたら罹患して、知らない間にあの世にいくこともあるかも知れない」と想定してみる私は、最低限遺書でも遺しておこうかと考える毎日でもあります(笑)。