2022/02/25 08:52

去る2月21日、松本市文書館の初代館長で特別専門員の小松芳郎先生が亡くなられました。

休み明けの24日にその訃報を知り、突然のことで驚くばかりでした。

(松本市民タイムス 2022年2月23日)

小松先生とは『龍雲山 廣澤寺誌』の編纂委員のメンバーとして、約5年間一緒にお仕事をさせていただきましたし、『松本十二薬師めぐり』では史料の撮影にも協力していただきました。
昨年の12月7日に、その『松本十二薬師めぐり』の出版記念祝賀パーティーで同席した際に「名刺が新しくなったんだよ」と、新しい名刺をいただいたばかりでした。
わずか2か月ちょっと前のことなのに……。
小松先生からは「還暦を過ぎたらね、好きなことだけを仕事にしなさい」と言われていました。その後、自費出版専任となったことを報告すると「よかったね」と喜んでくださいました。
1月に『松本平の植物2021』を郷土資料として文書館にお届けした時には不在されていたので、もしかしたら既に体調を崩されていたのかも知れません。
小松先生は郷土史家として幅広く活躍されていました。先生のセミナーをいつか受講しようと思っていながらできなかったことが残念でたまりません。

今はただ、ひたすらご冥福をお祈り申し上げる次第です。