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あやなす歳月の譜 ―山小屋の窓辺から―|髙橋保夫|随筆|自費出版
¥1,980
都会の日々の暮らしと異なる山小屋の日常の姿は、単純明快と思われるふしもあろうかと察するけれど、現実はそれらより、ある面で、むしろ複雑なのかもしれない(「序文」より)。 南極地域観測隊員として昭和基地にて越冬し、現在は霧ヶ峰の山小屋を経営する著者が、自然と人があやなす暮らしの一端を綴った一冊。 ●A5判 334ページ
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教室の座敷童子|にむらのりよし|小説|自費出版 日本自費出版文化賞 小説部門賞受賞作品
¥2,420
2019,年度 第22回日本自費出版文化賞 小説部門賞受賞作品。 「やさしさ・なつかしさ……そして、前進成長する際に入り混じる少しの悲しさの余韻に引き込まれました」(読者の声から) 外資系企業勤務から小学校教諭を経て、現在はジャズシンガーとしても活動中、SF冒険お勉強マンガ『理科戦隊デンチマン』の著者、にむらのりよし氏の最新作です。 みえるけれどみえないザシキワラシが、あなたにみえるでしょうか? ●A5判 354ページ
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八重原シェークスピアガーデンの植物|清水計枝|趣味・実用|自費出版
¥1,980
ストラッドフォード・アボン・エイボンにあるシェークスピアの生家・母の生家・妻の生家などの庭には、シェークスピアの劇に登場する植物が植えられ「シェークスピア・ガーデンズ」として公開されています。 著者は訪れたその庭に感銘し、より深くシェークスピアの作品を楽しみたいと、2013年に信州・八重原にガーデンをオープンしました。誰もががふらりと立ち寄りたくなる、優しい空間を創り出しています。 その「八重原シェークスピアガーデン」を彩る植物を著者自身が描き、またシェークスピアの戯曲の原典から、それぞれの植物にまつわる一節を翻訳して、一冊の本にまとめました。 シェークスピアの劇中に登場する植物たちの姿を知ると、生き生きとした物語の情景が浮かぶことでしょう。 ●A5判 オールカラー 194ページ
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空手であるために ―沖縄での発生とその思想について―|山本真裕|武道・研究|自費出版
¥1,650
「空手は何を意味するのか自問する…(中略)…型は天から舞い降りてきたものでも、地から湧き出たものでもない。それは沖縄の先哲が創り上げた叡智であり文化である。」(あとがきより) 「空手」は、琉球において派生した「手(ディー)」が起源と考えられています。著者は空手のルーツを探り研究し、その「型」の意味を見いだし、45年におよぶ空手人としての集大成として、そして彼の生命のすべてを賭してこの一冊をまとめ上げました。 齢60年、山本様はこの本の1週間後の上梓を待たずに永眠されました。ご冥福をお祈り申し上げます。
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ベルさんの世界を語るための世界史|鈴岡潤一|歴史・地理|自費出版
¥2,200
ケネディ大統領は、1963年6月25日にフランクフルト(当時西ドイツ)を訪れ、ある演説を行いました。その冒頭で、ケネディは、「115年前」のこの街の歴史的事象と、その4年後にハンガリーの独立運動の闘士がケネディの生まれ故郷ボストンで発言したことを対比して、演説を始めました。 トランプ前大統領は、歴史を知ってか知らずか国際協調政治を破壊しました。同じように、〈フェイク〉を用いたり学問研究の自由を保障していた制度を破壊することで信頼を失う政権もあります。中国の首魁やロシアの首魁は、政治的延命を図り、後者は250年前のクリミア併合を武力で再現しました。 ケネディは先の演説の続きで次のように語りました。「すべての国で自由が栄えないかぎり、一国だけで栄えるはずがない」。こうした好い言葉を知ることは楽しい。そして、こうしたことを知ってどうするのかは、知ってから考えることでしょう。 ●B5判、434ページ
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UTOPIA どこにもない場所の探し方|鈴岡潤一|外国歴史|自費出版
¥1,650
トマス・モアの発明した〈ユートピア〉という言葉は今日も生きています。井上ひさしの吉里吉里国は、現実の日本社会への痛烈な批判とともに、実現してみたい食糧管理や医療制度を提案しています。さらに憲法論では、そもそも国権に対抗している人権と平和的生存権を判りやすく説いています。沖縄が独立するとしたら、と考えることの意味は、この国は本当に独立しているのか、と考えさせるところにあります。 この国の「戦後」から脱却できない所以は、国内外にわたる戦争の惨禍についての責任を取らないからです。核兵器禁止条約に参加できないのも、今日の拠って立つ根拠をしっかり定めないからです。 幣原喜重郎が構想した〈人類新史〉における「非武装でも平和維持」という理念は、国際社会で今後も語ることが増えるでしょう。幣原の提言が我々にとっての「名誉」であるような生き方を地球市民として生きていきたいと考えます。 ●B6判 268ページ
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聖のお品書き【改訂版】|言訳・構成 里絵|アート・宗教|自費出版
¥1,320
「ちちとははとおかげ様」(文芸社にて既刊)に続く第二弾! 仏教の独自の解釈と古代文字を融合させ、見事なアート作品とした1冊です。 今回、改訂を加えて再刊いたしました。 見て楽しく、読み解けば2度おいしい作品です。 ●A5判 68ページ
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坂本龍馬と信州松本 ―縁(よすが)を求めて―|高橋利幸|日本歴史|自費出版
¥1,320
土佐藩邸の侍医者の家に生まれた坂崎紫瀾は、明治9年に長野県松本地方裁判所の判事として赴任し、その1年後には判事を辞めて、松本新聞(現在はない)の編集長に就任しました。 その松本新聞において自由選挙を説く社説を掲載、自由民権運動の弁論会の開催など、松本地方の自由民権論の思想を広めました。 坂崎はその後高知に戻り、高知新聞の編集長に就任します。その紙面で彼が連載した、坂本龍馬の史実に基づいた小説「汗血千里の駒」は当時のベストセラーにもなり、坂本龍馬の名は広く世間に知れわたることになりました。 本著は、新たな切り口で自由民権運動を通じての、坂本龍馬と信州松本の関わりの可能性を様々な文献から希求した一冊です。 ●B5判変型(165×233mm) 56ページ+折込1枚
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夢物語|伊藤早紀|詩集|自費出版
¥880
「私の心の中の“時計”はいろんな人がくれた“笑顔”を電池にして針が進んでいく」(帯より) 「第1回全国折り句コンテスト」佳作入賞の著者による第2作目の詩集です。 今回は「応援」をテーマに、平成元年生まれの瑞々しい感性がほとばしる一冊です。 ●四六判 92ページ
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初代クイズ王の厳選三百問|水津康夫|趣味・実用
¥1,650
通称「水津・赤本」。 1992年に情報出版センター局から発売された「水津康夫のクイズ全書」を増補改定しました。 著者の水津康夫は電算印刷勤務の傍ら「ギミア・ぶれいく/史上最強のクイズ王決定戦」4回優勝、2回準優勝、「日本語で遊ぼう会」で最高位「大達士」2回就位。 現在も校閲者としての仕事柄、毎日何種類もの辞書を引き事典を調べ、その博識にさらに磨きをかけている、知識量№1のクイズ王が厳選した解き応え抜群のクイズ本です。 ●四六判、196ページ
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初代クイズ王の新作二五〇問|水津康夫|趣味・実用
¥1,650
通称「水津・青本」。 東京国際ブックフェア2014出品のための書き下ろし。「本・印刷・出版・書店・言葉・文字・名前・クイズ」に限定した新作クイズと、お約束ともいえる「松本」関連問題の併せて250問。 こちらも解き応え抜群です。 ●四六判、192ページ